こんにちはクローン村上です！

前回、食事についてふれた記事で出てきたエレンタールについて 今日はもっと深く解説していこうと思います。

その前にちょっとおさらいしておくと、僕らクローン病患者の食生活はエレンタール中心と言っても過言ではありません。

腸管障害で食べられるものが限られているし、食べ過ぎても負担かかっちゃいますからね。

これで栄養補給するのがどうしてもメインになってきます。

じゃあクローン病の友：エレンタールと長い人生どう付き合っていくのか？

下記より解説していきます！

エレンタールとの付き合い方

飲み方

１・口から飲む

まず最初にお伝えしますが、エレンタールは美味しくないです。

芋のにおいと粉くさい味とてもフレーバー無しでは呑めません。

いろはすっていう天然水ありますよね？

いろはすみかんとかいろはすなしとかいろはすももとか色んな種類があるじゃないですか。
（最近レモンとか出ましたよね）

アレと同じようにエレンタールにも様々なフレーバーがあるんですよ。

飲み方にも様々な工夫があってスポーツドリンクで溶かすとか……いろいろ言われていますが
僕は病院で処方されるフレーバーが一番飲みやすいと思います。

マンゴー味フレーバー

ヨーグルト味

青りんご味

さっぱり梅味フレーバー

この4つが私は大丈夫でした。（最後には飽きますが・・・）

逆に大丈夫じゃなかったのが……。

グレープフルーツ味フレーバー

オレンジ味フレーバー

コーヒー味フレーバー

フルーツトマト味フレーバー

パイナップル味フレーバー

特別美味しくも無くまずくも無くです。（甘い口あたりになります）

特に！　コンソメ味フレーバー！！

僕にとっては最悪なフレーバーです。

一口目で嫌になりました。 2時間かけて300ml飲むのは無理なのでたまに気が向いた時に飲みます。

食べられるものの少ない僕らクローン病患者に色んな味を楽しんでもらおう。
というメーカーさんの配慮と優しさは涙ぐましいものがあると思いますが……絶望的に美味しくなかったです。

クローン病じゃない方向けにどれだけキツいかお伝えすると、ペプシしそみたいなものと言えば共感してもらえると思います。

 ２・経管栄養法（鼻チューブ）

私がやっている楽な方法です。
（エレンタールの落とし方は医師の診断に従ってください）

速く落とすと、腹痛や胸焼けの原因になります。

入院時にチューブを鼻に入れてからエレンタールバックに白湯で溶いたエレンタールを
専用栄養ポンプに繋ぎ5～6時間かけて就寝中に体に入れます。

慣れると非常に楽ですし飲む辛さはありません。

ただ、装着しているときの見た目があまりよくないのはデメリットといえるでしょう。
慣れてないとチューブが首に絡まるとか鼻が引っ張られる場合があります。
夕食前にチューブを鼻から入れてエレンタールを装着し、エレンタールを入れながら食事することが多いです。

Hiko`sキッチン～お菓子（エレンタールゼリー）にして食べる～

エレンタール（80g）をゼリーにして服用する方法

材料

・水で作れるゼリーミックス

・お好みでフレーバー

材料はたったこれだけ！！

50回（約15秒）を目安にしっかりと振ってください、冷蔵庫で30分ほど冷やします。

ゼリー状に固まったら早めに服用してください。

胸焼けするので30分かけてゆっくり食べてくださいね！

まずいエレンタールをいかに美味しく食べ飲みするかの方法です。

残念ながら、長年エレンタールを使っていると飽きます。

フレーバーを変えて飲む事やゼリーを作る行為も苦痛になります。

しかし！ や・ら・な・け・れ・ば！！　

クローン病が必ず再発します。

毎日腸に負担をかけずに生きるのかが、鍵になります。

食事だけで寛解期にもっていければ良いのですが、なかなか難しいのが現状です。
外食は、月に一回程度1食であれば許されると思います（個人差はあります）

何が食べたいのか、先に決めておいて普段の生活をしっかりと食事制限してください。
例）しゃぶしゃぶ食べたい
→何月何日何時頃を逆算して生活してみてください。

４．まとめ

エレンタール中心で、辛い食事制限と考えるのか？

それとも……

エレンタールで、食事（メニュー）を考えることなく毎日クリーンな食事で体調万全と考えるのか？

痛い思いや辛い入院生活をするのは誰でも嫌です。

いつまでも寛解期を長い期間を保てるのかは、毎日の食事しだいです。

よく言われるのは―――

「毎日同じもの同じ量食べて飽きませんか？」

と聞かれますが私の場合は”メニューを考えるのが飽きました”。

であれば同じもの（安全な食べ物）を食べれば、体調に悪くないし食費も少なくすみます。

カロリー計算も楽にできます。

メタボになるのは完全に食べすぎ飲み過ぎです（喫煙は論外です。副流煙も危険です）

年齢を重ねてもかっこいい男性と若い女性の違いは、毎日の生活です。

消費カロリーと摂取カロリーを計算すればわかると思います。

運動もしないで好きなもの食べれば必ず、生活習慣病になります（脂や炭水化物取り過ぎ）

この問題はクローン病だけではありません。

つまり一般の人でも食事や運動そして睡眠の管理は当たり前です。

現在、日本のフィットネス人口はなんと3.4％だそうです。

非常に少ないと私は思います。

お仕事で時間が取れないとか様々な理由があるかと思われますが、運動不足じゃありませんか？

だって100人いて運動している人がたったの3.4人ですよ……悲しい現実です。
学校教育で栄養と運動の大切さはしっかり教えられているはずなのに、これだけネットで情報が溢れているのに3.4%

それとも私が、毎日筋トレに励みジムに通っているから人一番そう感じるだけでしょうか？ 

いいえ、私は違うと思います。

みんな大事だとわかっていても、それを実践するには見えない大きな壁が立ちはだかってしまっているんです。

だからみんな飲むだけで痩せるサプリメントとかに安易に走ってしまうんだと思います。

いいですか？ この世の中にやせる薬はありません！

サプリの広告は嘘です。 小さく食事制限と適切な運動もしておりますと記載してます。

サプリだけでは痩せません！

みんな薄々と気づいているはずなのに忙しいから、飲むだけで効果が出るならばと
“わらにもすがる想い”で手を出してしまう……私は悲しいです。

いいですか？ クローン病で体重の異常現象は大変です、すぐに病院を受診してください。

食品の買い出しにいくとやはり、意識している人としていない人では洋服の上からでもわかってしまいます。
いくつになってもカッコイイ自分になるか、それとも諦めてそうでない自分になるか
僕らクローン病患者も健常者の方もそう違いはありません、自分次第ですよ。

様々な要因や考えがあり実現が困難な場合もありますが、それを踏まえた上で……あなたはどちらを選びたいですか？

カッコいい肉体になるにはどうしたらいいか、ちょっとでも気になったら下記のお問い合わせフォームよりメッセージを！